乳歯の抜歯

ひどい虫歯のとき

見た目でも歯に大きな穴が開いているとわかる時は、虫歯はかなり大きいといえます。
急性の場合は激痛がはしり、腫れて高熱も出ます。慢性の時は、吹き出物のような物が歯茎にでき、ウミが出ます。
病気は骨の中まで進行し、やがて次に生えてくる永久歯や体全体にまで影響します。
ここまで進んでしまった虫歯は抜かなければなりません。

永久歯の生え方の影響

乳歯が抜けずにワキから永久歯が生えてくる場合もあります。
放っておくと後で歯並びがガタガタになってしまいます。
 
ふつう、乳歯の根っこは後に出てくる永久歯の萌出に合わせ自然に短くなり(吸収される)抜け落ちるのですが、なかなか抜けない場合もあるのです。
そんな時は乳歯を抜いて、永久歯に道を譲ります。

ケガをした場合

走り回って衝突する、顔面からころぶ・・・。子どもにはよくある場面です。
そんなとき、子どもが激しく歯をぶつけてしまったら、すぐ歯医者さんに診てもらいましょう。
歯が動いたり欠けたりしたままで放っておくと、後になって歯が黒く変色し、神経が死んでしまうこともあります。
歯が縦に割れてしまった場合は、歯を抜かなければならないこともあります。