5月29日DHPF(DHパワーフォーラム)@白鵬セミナールーム
歯周病菌が誤嚥性肺炎や心疾患をはじめとする全身疾患への影響が近年よくうたわれてくるようになりました。今回は歯周病と心疾患の関連性にスポットを当て発表してきました。

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ひだり みぎ

皆さんもぜひ当医院で歯周病のチェックをしてみませんか?

口腔内が歯周病にかかると歯肉の腫脹や出血を引き起こし、血管の隙間から歯周病の細菌が血管に入り込みます。通常、血管に入った歯周病の細菌は、血液を流れている白血球に捕まり無毒化されますが、日常的に歯周病の炎症を繰り返していたり、身体の抵抗力が低下し免疫力が衰えていると、白血球が細菌を捕えたり、消化することが出来ないため、生きた細菌が血流にのり、やがて心臓にたどり着き、そこから肺へ流れその後前進へと流れていきます。心臓に入ってきた細菌は、心臓の形態や機能(特に心臓の弁)に異常があるとそこに付着しやすく、そこで細菌が増殖し血流の流れを阻害し血栓となりそれがはがれると肺から全身へ血栓が流れ、脳梗塞やなどの命を脅かす病気を引き起こすことへとつながります。

また、最近の研究から、感染症が動脈硬化を起こさせる可能性が示唆されており、クラミジア・ピロリ菌・ヘルペスウィルス・歯周病菌が原因菌としてあがってきています。歯周病の原因菌と考えられているグラム陰性菌が産生する内毒素(リポ多糖=LPS)などの代謝産物が血流を介して心臓に達し、血管内で炎症性細胞が増加。これらの炎症性細胞が産生するサイトカインのうち、プロスタグランジンE2(PGE2)、インターロイキン-1(IL-1)、腫瘍壊死因子-α (TNF-α)などが血管の内皮細胞や平滑筋にも作用し、血管壁平滑筋の増殖、血管の脂肪変性、管内で血液凝固を引き起こし、血管が狭くなり動脈硬化になるという事がいわれている。肥満からの動脈硬化にプラスしてこちらの作用が加わるともっと動脈硬化が進行してしまうと言われています。このように、歯周病と心疾患は深い関係性がありますから、定期的なメインテナンス、P処置がとても大切だという事がわかります。